さらに比べてみました!!

清掃人材マッチングサイトとシルバー人材センターさん

人材マッチングサイトの清掃サービスはどのようなものなのか、ここではシルバー人材センターさんのサービスと比較しながらみていきます。

清掃関連の人材マッチングサイトは複数ありますが、ここでは最大手(株式会社リクルート様)が運営するエリクラをピックアップしてみました。

  マッチングサイト
(例.エリクラ)
シルバー人材センター
提供サービス ・アパートの見まわり報告、点灯確認、清掃
・コインパーキングの清掃
・その他建物関連サービス
・庭の手入れ
・屋内外軽作業
・家事援助
・管理業務
サービス実施者 サイト登録者。
面接なしで誰でも登録できる。
仕事案件に対していち早く応募した人がサービス実施者となるため、サービス実施者は都度代わることが多い。
作業にあたってはスマホ操作が必須となるため比較的若い世代が多い。
センターへの登録者(60才以上)
センター内で仕事案件ごとに作業実施者を募集、斡旋する。原則として、清掃契約期間内は同じ作業実施者が清掃サービスを提供する。
研修・指導体制 なし。
登録者はサイトに登録したその日から仕事ができる。
なし。
清掃料金 (例.12戸のアパートを月4回作業)
6,080円(税別)〜
(例.12戸のアパートを月4回作業)
8,500円前後(税別)
※地域・団体により異なる
目安作業時間 (例.12戸のアパートを月4回作業)
20分〜40分/1回あたり
※物件により異なる。
(例.12戸のアパートを月4回作業)
2時間/1回あたり
※地域・団体により異なる。
清掃の方針 拭き掃除はウェットティッシュで行うなど、独自ルールを基に実施。
発注者の意向は反映されない。

発注者の意向を踏まえて実施。

清掃道具 作業実施者が持参したものを使用。 発注者が用意したものを使用。
清掃の質 作業実施者による。
作業実施者が都度代わる仕組みのため、前提として、作業実施者は清掃の質や仕上りについて責任を問われることはない。
作業実施者による。
作業実施者が清掃の質や仕上りの責任を負うことになるため、一定の品質が担保される。
清掃委託期間 単発依頼に向いている。 長期の依頼に向いている。
発注のしやすさ 簡単に仕事を発注できる。 シルバー人材センターの担当者との事前打ち合わせが必要。作業実施者が決まらない場合もある。

清掃人材マッチングサイトとウーバーイーツの類似点

掃人材マッチングサイトを利用する大きなメリットは、発注の手軽さにあるといえます。

仕事を依頼したい際はネット上の手続きで完結します。

ーバーイーツを利用するように、発注者自らが動かずとも、PCやスマホの操作だけで、清掃サービスを受けることができます。

誰がくるかわからない

もうひとつ類似点として気にしておく必要があるのが、「誰が来るのかがわからない」という点です。

ウーバーイーツの場合は商品を手渡してすぐその場を後にしますが、清掃マッチングの場合は、一定時間、居住者の生活空間の一部である共用部分にとどまって作業を行うことになります。

作業実施者の身元の保証が何か(帰属組織や契約関係)によって担保されていればその心配は軽減されますが、万が一何かの事故(事件)が発生した場合どう対処するのか、ということについても考えておく必要があるものと思います。

清掃マッチングサイトとシルバー人材センター双方の
最大のメリットは『安さ』

清掃を発注する側にとって一番大きなメリットがそれぞれの料金の安さです。 シルバー人材センターの場合、時間単価は千数百円。

マッチングサイトの場合は1回あたり数千円。

シルバー人材センターの仲介・事務手数料はごくわずかで、料金のほとんどがそのまま作業実施者に支払われます。

マッチングサイトの場合は、一度そのシステムが出来上がってしまえば、マッチングのために人を介在させる必要がなくなりますので、人件費が抑えられる分、仲介手数料を低く設定することができます。

双方の大きな違いは作業実施者の
モチベーションの違い

マッチングサイトの場合は、仕事の受発注はその都度行うのが前提となります。発注者と作業実施者との間には契約関係がありません。

これが意味することは、仕事を請ける側にとってみれば「責任感が伴いにくい」ということになります。

作業実施者が気にすることは、画一的な作業仕様にのっとってゴミ拾い程度の清掃作業をし、決められた場所の写真を撮影し終了報告をする、ということになりますので、キレイになったかどうかや仕上がりについては二の次になりがちです。

一方、シルバー人材センターの場合、原則として同じ作業実施者が清掃にあたります。

もし、発注者によって清掃が行き届かない点を指摘されれば、それは作業実施者本人の責任になりますので、発注者の期待に応えられるよう、それなりの気持ちをもって仕事に臨むものと考えられます。

パソコン|モバイル
ページトップに戻る