アパートやマンションの共用部清掃を考えるとき、外部に発注するのではなく「自分で行う」というのも選択肢のひとつです。
自主清掃 | 業者委託 | |
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メリット | 直接コスト0円 現場把握が深まる | プロ品質 時間と労力ゼロ |
デメリット | 時間・労力負担 資材の準備・管理負担 段々とおろそかにし放置してしまう | 費用がかかる 任せきりだと現状把握困難 |
向いている規模 | ~10戸・2階建て | 中~大規模物件 |
自主清掃の一番のメリットは「状況把握」

自身で清掃をするには物件までの移動や道具の準備、定期的な訪問等々、いくつか負担がありますが、それでも自主清掃をする大きなメリットは「物件の状況を自分の目で把握できる」という点にあります。清掃業者によっては、異常やマナー違反があってもそれを報告せず「清掃だけをやる」「余計なことはやらない・言わない」会社もあります。設備の不具合、劣化や損傷があった場合は早期に発見し手当することがコストを抑える上でも大事ですし、マナー違反をそのままにしておくと退室リスクにつながります。
自身で定期的に現地に訪問・清掃していれば、細かいところまで目が及び、小さな変化にも気づくようになります。
自主清掃で起こりがち―「はじめ頑張る。しかし続かない」

これは自宅の掃除でもそうですが、「やらなければ」と思っていても掃除や清掃は後回しになってしまいがちです。その理由は「今は忙しいから」「ちょっと放置しても特に問題ないから」といったものですが、はじめは不定期的にせよ訪問・清掃していても、次第にその間隔が長くなり「長期的な放置状態」になってしまう例をよく見聞きします。
また近年の気候変動の影響により夏場の清掃は大変な負担が生じます。夏場は清掃を中断し涼しくなってから再開するというのが自主清掃上の適切な判断かと思いますが、夏の暑い時期に雑草が伸びたり虫が発生したりします。
業者に委託することで、「継続的な清掃実施」という点は担保されます。