費用相場・頻度・業者選び

この記事でわかること

  • 共用部清掃は日常・定期・特別の3種類。それぞれの目的と作業内容がわかる。
  • 清掃を怠ると退去率↑・資産価値↓・信用↓の三重苦になる理由。
  • 戸数別に見る最適な清掃頻度と費用相場を公開。
  • 賢く日常清掃コストを抑えるコツ・考え方。
  • 業者選定で失敗しないための6つのチェックポイント。

【目 次】

清掃3種類の比較/日常清掃の内容/定期清掃の内容/特別清掃の内容

退去率の上昇/資産価値の低下/信頼の失墜

戸数による清掃頻度の判断/建物の形態による判断/敷地の広さや立地による判断

戸数をベースにした日常清掃料金表/一戸あたりをベースにした日常清掃料金表(1回の作業料金)/清掃料金は料金表どおりではない/清掃コストを抑えるコツ

自主清掃の一番のメリットは「状況把握」/自主清掃で起こりがち―「はじめ頑張る。しかし続かない」

日常清掃を専門に行っている業者かどうか/業者の所在地と日常清掃の経験年数/どのようなスタッフが清掃を行うのか/清掃の内容や進め方はどうなのか/どのような報告書が提出されるのか/会社の雰囲気・対応はどうか

※時間のない方はこちらをご覧ください

アパートやマンションなどの共同住宅の清掃・管理方法について検討するとき、日常清掃、定期清掃、特別清掃の3カテゴリーで考えると行うべきことが明確になります。

清掃3種類の比較表

種類 目的 頻度目安 作業の例
日常清掃 美観維持・衛生管理 週5回~月数回 掃き拭き・ゴミ回収
定期清掃 蓄積汚れのリセット 月1回~年1回 床機械洗浄・ワックス
特別清掃 設備保護・法令遵守 年1回~不定期 高所部清掃・貯水槽清掃

 (日常清掃/定期清掃/特別清掃)

日常清掃の内容

共用廊下・階段・エントランス、外まわりの掃き掃除やモップがけ。手すりや笠木、ドアまわりの除塵。植栽の管理、ゴミ置場の整理など。共用部の作業手順は「上から下へ、奥から手前へ」が基本で、所要時間は例えば10戸のマンションで20~50分程度。清掃にはホウキ・モップ・雑巾などを使用します。「日常清掃」という名前のとおり日常的に行われる清掃で、清掃の程度としては比較的簡易なものとなります。業界では「掃き拭き」の清掃などと表現したりします。

定期清掃の内容

日常清掃に比べ時間をかけてしっかり行う清掃になります。ポリッシャーによる床洗浄やワックス塗布、エントランスの石床洗浄、ガラス清掃など。例えば10戸物件で3~5時間が目安の作業時間となります。ポリッシャーの他にもアパートやマンションの定期清掃では高圧洗浄機を使用して床表面を洗浄することもあります。年に1回や年に4回など、定期的に実施します。

日常清掃は掃き拭きの清掃ですからどうしても少しずつ汚れが蓄積していきます。

定期清掃ではそれらの蓄積汚れを水を使用して徹底的に洗浄します。

日常清掃と定期清掃の2つを組み合わせることで年間を通して美観を維持していきます。

特別清掃の内容

特別清掃は定期清掃の意味・内容と似通っていますが、一般的には不定期的に行われる「特別な清掃」になります。(定期的に実施されているマンション・アパートも多くあります)。例えば、照明器具や空調設備の清掃、屋上・排水管・貯水槽など高所・閉所の専門作業がこれにあたります。

掃除や清掃の目的は一言で「キレイにすること」と言えますが、賃貸アパート・マンションの清掃の場合、「汚れた状態のまま放置すること」が思わぬ結果を招くことがあります。

退去率の上昇

マンションの共用部が汚いままですと居住者の満足度が低下し、退去の原因になってしまうことがあります。部屋の中は居住者の努力でキレイに維持することはできても、一歩部屋の外に出たら「とても汚い」「自分ではどうすることもできない」ということであれば、居住者のマインドが落ちてしまいます。もし来客があった場合、「共用部が汚れている物件に住んでいる」とは思われたくないはずです。

また、部屋探しをしている人にとっても、部屋自体はとても気に入ったとしても、「雑草が伸び放題、ゴミ置き場が乱れている、エントランスにチラシが散らばっている」ということですと、契約を躊躇してしまうでしょう。

資産価値の低下

日常清掃や定期清掃を怠ると美観を損なうだけではなく、建材寿命に影響が及んでしまうことがあります。例えば、経年による汚れは放置すればするほど落としにくいガンコ汚れに変化していきます。汚れたから清掃業者に床の洗浄を依頼したが思ったほどキレイにならず、結局床全部を張り替えた、といった例も存在します。コストがかかるからといって清掃も修繕もしないと、「いざ売却」というときに評価額を本来の価値よりも低く見積もられてしまうことがあるかもしれません。あるマンションオーナーの方から聞いた話ですが、築30年の1棟マンションを買った理由のひとつとして「共用部がとてもキレイで前所有者が物件をとても大事に扱っていたことがわかったから」ということでした。

信頼の失墜

上記の「退去率の増加」に近い内容になりますが、清掃が行われないことで例えばゴミ置き場のニオイ、虫の死骸や害虫の発生、コケやヌメリによる転倒事故といったことに発展してしまうと、退去リスクが上昇するばかりではなく、オーナーや管理会社側の信頼問題につながってしまいます。

賃貸住宅管理業法においては、賃貸住宅の清掃が維持保全業務の一環として位置づけられています。具体的には、アパートやマンションの共用部分(廊下、階段など)や設備(電気、水道など)の点検や清掃、そしてそれらの結果に基づいた修繕までを、一連の業務として管理側が担うことが求められています。

どのくらいのペースで清掃を実施したらいいのでしょうか。「やり過ぎ」は経費のムダになりますし、「やらな過ぎ」も上述したようなリスクにつながります。

戸数による清掃頻度の判断

10戸くらいまでのマンションやアパートですと、利用の頻度や人数も限られますので、比較的キレイな状態が保たれやすいと考えられます。戸数が増えるにつれ、例えばゴミ置き場の使用頻度なども増えますので、こまめな清掃が必要になります。

戸数別・推奨清掃頻度

戸数 日常清掃 定期清掃 特別清掃
~10戸 月1~2回 年1~2回 年1回、不定期
11~20戸 月2~4回 年1~4回 年1回、不定期
21~30戸 月2~12回 年1~6回 年1回、不定期

建物の形態による判断

アパートやマンションの造りを大きく内廊下・外廊下で分類すると、外廊下のような開放廊下の場合、土砂の吹き込みや虫の侵入などの影響を直接受けます。春は黄砂や花粉、夏は虫、冬は落ち葉が入り込みますので、その分清掃にも時間を要します。また雨も入り込みますので、床や排水口なども汚れやすくなります。

一方内廊下・内階段の建物の場合、外からの影響を受けやすいのは主にエントランス付近のみになりますので、汚れやすい場所も限定的です。内廊下の建物でも窓等から土砂やクモが入り込むことはありますが、その影響はさほど大きいものではありません。

敷地の広さや立地による判断

アパートやマンション清掃の頻度を考える際、戸数や建物の造りだけではなく、敷地の広さや立地を考慮する必要があります。共用部清掃の範囲は建物だけではなく敷地全体に及びますので、敷地が広ければ広いほど清掃に時間を要します。駐車場や駐輪場、緑地部分が広い、といった場合や、周囲の自然環境が豊かな場所の場合は、清掃の頻度をより多くしておくという考えが必要となります。例えば公園に近い物件ですと落ち葉の吹き込みの影響を受けやすいですし、川の近くの物件であれば虫の発生やクモの巣の除去に悩まされることが少なくありません。

賃貸マンション・アパートの場合、清掃料金を算定する際に使われる基準の2つが、「〇戸の住宅でいくら」という戸数ベースのものと、もうひとつが「一戸あたりいくら」という戸あたりベースのものです。

2025年版(複数の清掃事業者のウェブ公開情報から算出)

【戸数をベースにした日常清掃料金表】

戸 数 ~10戸 11~20戸 21~30戸
月 1 回 4,000~12,000円 6,000~16,000円 8,000~20,000円
月 2 回 8,000~24,000円 12,000~32,000円 16,000~40,000円
月 4 回 15,000~40,000円 18,000~55,000円 21,000~70,000円

【一戸あたりをベースにした日常清掃料金表(1回の作業料金)】

一戸あたり単価 ~10戸 11~20戸 21~30戸
400円 ~4,000円 4,400~8,000円 8,400~12,000円
500円 ~5,000円 5,500~10,000円 10,500~15,000円
600円 ~6,000円 6,600~12,000円 12,600~18,000円

清掃料金は料金表どおりではない

ウェブ上で清掃料金を掲げている会社でも、それらの料金の多くは清掃の「目安料金」です。
「〇〇円~」という表記を多く目にしますが、実際の料金は「現地を確認した上で算出する」という会社がほとんどです。
その理由は、アパートやマンションの場合、戸数だけでは作業料金を決められない、という点にあります。共用部の日常清掃においては清掃の対象が「建物+建物まわりの敷地」になりますので、全体の敷地がどれくらいの広さなのか、さらには周辺の環境はどうなのか、ということを料金を算出する際に清掃会社側は考慮します。

清掃コストを抑えるコツ

①回数を考慮する

アパートやマンションの清掃は労働集約な業務です。それゆえ、清掃料金を決める上で基本となるのが人件費になります。最近では採用難に加え最低賃金の急激な上昇もありますのでひとりあたりの労務単価をこれまで以上に高く設定する業者が増えています。それゆえ他の業界同様、清掃料金も数年前に比較して上昇傾向にあります。
コストを抑えて清掃を依頼する際に大切となるのが、「清掃回数を見直す」という点です。
マンションやアパートでは、従来型の「毎日清掃をする」「ゴミ出しの日に合わせて清掃する」という状況が根強く定着しています。ところが、実際に「毎日清掃する必要性があるのか?」という点についてはあまり考慮されていない現状があります。毎日の日常清掃を週1回に減らしても、さほど影響はない、という物件も少なからず存在します。

清掃コストを抑えるコツ

②最寄りの業者を選ぶ

巡回型の日常清掃の場合、物件までの移動も清掃単価の構成要素になります。清掃業者側にとっては、清掃スタッフが移動する時間も「賃金が発生する時間」です。それゆえ、物件までの移動距離が長いほど清掃単価を高く設定することになります。
発注をする際には、「依頼したい物件の所在地と清掃業者の所在地が近いかどうか」を考慮することが大切です。例えば市街地の場合、10キロの距離を車で移動するにも30分程度時間がかかります。往復で1時間になりますから、清掃業者側はこの移動時間を踏まえた清掃料金を算出します。

ウェブ上には数多くの業者が存在していますが、その中から一番と思える業者を選ぶにはどのような観点で選ぶことが大事になるのでしょうか。6つの点から解説します。

日常清掃を専門に行っている業者かどうか

清掃業者にはそれぞれ得意とする分野があります。病院清掃、店舗清掃、オフィスやビルの清掃、アパートやマンションの清掃、ハウスクリーニング、エアコンクリーニング、高所部のガラス清掃等々、清掃の内容は多岐にわたり、それぞれノウハウが必要になります。これらのすべての業務を高いレベルで行える清掃会社はそれほど多くありません。
それゆえ、日常清掃業者を選ぶ際は、「日常清掃を専門に行っている会社かどうか」という視点で選ぶことがまずポイントになります。
日常清掃を専門でやってきている、ということであれば、経験や知見を蓄積し、それだけの技術レベルがあるとみなすことができます。

業者の所在地と日常清掃の経験年数

業者の所在地と経験年数を確認することは、「どれくらいの料金になりそうか」を考える上でのヒントになります。上述したように清掃業者にとって「移動はコスト」になりますので、物件所在地と業者の所在地は近ければ近いほどコストが下がると考えられます。また何か緊急で対応をお願いしたい場合(例えば、カラスがゴミ置き場を荒らしてしまった、等)にも、物件近くの業者であれば、スピード感を持って対応・対処されるものと期待できます。
「経験年数」については、業務経験が長いほど実績があるといえますし、適正価格、またそれに近い価格帯で行っていると考えることができます。清掃業は比較的参入障壁が低い業界で新規参入組も多く存在します。経験が長く清掃案件を多く抱えている業者ほど規模のメリットが生じ、コストが抑えられ、それが価格に反映される、と考えることができます。

どのようなスタッフが清掃を行うのか

現在は様々な事業者がアパートやマンションの共用部清掃を行っています。専門業者だけではなく、シルバー人材センターや便利屋業者、内装業者が行っている場合もあります。また仕事案件とフリーワーカーを結びつけるタイミーのようなマッチングサイトも存在します。
どこに発注するにせよ、「どのようなスタッフが実際の清掃業務を行うのか」について、事前に確認しておくことは大切なポイントです。事業者の中には、日常清掃を単なる一事業として行っているにすぎず、「それゆえ十分な教育体制もない」という事例も数多く存在します。「十分な教育体制がない」というのはそこで雇用される従業員・スタッフにとっては、モチベーションの低下につながります。「何も教えられていないから適当にやってしまおう」という気持ちで清掃されてしまうのは非常に残念なことです。

清掃の内容や進め方はどうなのか

マンションやアパートの日常清掃の場合、そのやり方は、「業者」や「人」によって大きなばらつきがあります。業者によっては、清掃に加え管理人・管理会社的な視点で見まわり点検、異常点検を行う会社もあります。清掃方法も、物件の特性によってやり方を変える業者があれば、どのような物件であろうとほぼ同じようなやり方で清掃してしまう業者もあります。例えば清掃仕様のひとつに「消火器の拭き掃除」があったとして、毎週毎週これを行っているとすれば、その作業が生み出す対費用効果はほぼありません。消火器はそれほど急に汚れませんし、仮に多少汚れていたとしても居住者の目にとまることは少なく、美観への影響も限定的です。そこに時間を割くのであれば、臨機応変に考え、汚れている部分や重要度の高い作業を優先してもらいたいものです。

また難しいのは、同じ清掃会社でも行う人によってやり方が違う、という場合が多くある点です。同じように研修・教育を受けていてもいつしかその人独自の清掃方法に変わってしまい「効果の薄い清掃作業になってしまっている」ということが少なくありません。

どのような報告書が提出されるのか

報告書のスタイルも事前に確認しておきたいポイントです。なかには報告書が提出されない、という場合もありますし、チェックリスト的なものが提出されるだけ、という場合があります。作業項目にチェックマークが入っているだけでの報告書では「どの作業を行ったのか」はわかっても「物件がどういう状態」で「それに対してどのように」清掃を行ったのかはわかりません。発注する側として、できれば「どの部分を、どのように、どの程度」清掃したのか把握しておきたいものです。
またできれば写真つきの報告書であれば安心感は高まります。ですが、写真報告書が提出されるといっても気をつけなければならないのが、業者によっては「写真を撮ることが目的化している」「報告書をつくることが目的化している」場合があるということです。
清掃は二の次、しっかりした写真付の報告書を提出することが重要、と考えられてしまっては本末転倒です。

会社の雰囲気・対応

これはなかなか把握しにくいものですが、やはり対応が丁寧で親切な会社に仕事をお願いしたいものです。特にマンションやアパートの共用部は居住者の生活スペースですから、現場での丁寧なあいさつ、身だしなみ、身のこなしが求められます。いくら清掃の仕上がりや質が良くても「職人的で不愛想」ということでは居住者を不安・不満にさせてしまいますし、場合によってはそれがクレームの種となってします。
実際の会社の雰囲気を知るすべとして、依頼する前にできるだけ多くのやり取りをしておく、というのがひとつポイントになります。担当者はつくのか、緊急時には誰に相談したらいいのか、要望を言いたいときにどのような方法でそれを伝えられそうか。これらの漠然とした不安や心配が現実にならないよう、電話やメールなど事前のやり取りを通じてある程度の判断をしておくことが大切です。

アパートやマンションの共用部清掃を考えるとき、外部に発注するのではなく「自分で行う」というのも選択肢のひとつです。

  自主清掃 業者委託
メリット 直接コスト0円
現場把握が深まる
プロ品質
時間と労力ゼロ
デメリット 時間・労力負担
資材の準備・管理負担
段々とおろそかにし放置してしまう
費用がかかる
任せきりだと現状把握困難
向いている規模 ~10戸・2階建て 中~大規模物件

自主清掃の一番のメリットは「状況把握」

自身で清掃をするには物件までの移動や道具の準備、定期的な訪問等々、いくつか負担がありますが、それでも自主清掃をする大きなメリットは「物件の状況を自分の目で把握できる」という点にあります。清掃業者によっては、異常やマナー違反があってもそれを報告せず「清掃だけをやる」「余計なことはやらない・言わない」会社もあります。設備の不具合、劣化や損傷があった場合は早期に発見し手当することがコストを抑える上でも大事ですし、マナー違反をそのままにしておくと退室リスクにつながります。
自身で定期的に現地に訪問・清掃していれば、細かいところまで目が及び、小さな変化にも気づくようになります。

自主清掃で起こりがち―「はじめ頑張る。しかし続かない」

これは自宅の掃除でもそうですが、「やらなければ」と思っていても掃除や清掃は後回しになってしまいがちです。その理由は「今は忙しいから」「ちょっと放置しても特に問題ないから」といったものですが、はじめは不定期的にせよ訪問・清掃していても、次第にその間隔が長くなり「長期的な放置状態」になってしまう例をよく見聞きします。
また近年の気候変動の影響により夏場の清掃は大変な負担が生じます。夏場は清掃を中断し涼しくなってから再開するというのが自主清掃上の適切な判断かと思いますが、夏の暑い時期に雑草が伸びたり虫が発生したりします。
業者に委託することで、「継続的な清掃実施」という点は担保されます。

Q1. 共用部清掃には何があり、目的は?

A. 大きく3種類です。

  • 日常清掃:美観維持・衛生管理(週5回~月数回)。
    例:掃き拭き、ゴミ置場整理、手すり拭き。〈10戸で20~50分目安〉
  • 定期清掃:蓄積汚れのリセット(月1~年1回)。
    例:床機械洗浄・ワックス、石床洗浄、ガラス清掃。〈10戸で3~5時間目安〉
  • 特別清掃:設備保護・法令対応(年1回~不定期)。
    例:照明・空調、屋上・排水管、貯水槽などの専門作業。

Q2. 清掃を怠るとどんなリスクがある?

A. 三重苦に直結します。

  • 退去率↑:共用部の汚れは満足度を下げ、内見時の印象も悪化。
  • 資産価値↓:汚れ放置で素材が劣化し、結局張替え等の高コストに。売却時評価にも影響。
  • 信頼失墜:悪臭・害虫・転倒事故の温床に。賃貸住宅管理業法でも共用部の点検・清掃は維持保全業務として求められます。

Q3. 掃除の頻度はどう決める?(目安は?)

A. ①戸数 ②建物形態 ③敷地・立地で判断します。

  • 戸数別目安
    <~10戸>日常 月1~2回/定期 年1~2回/特別 年1回・不定期
    <11~20戸>日常 月2~4回/定期 年1~4回/特別 年1回・不定期
    <21~30戸>日常 月2~12回/定期 年1~6回/特別 年1回・不定期
  • 建物形態:外廊下は風雨・砂塵・虫の影響で汚れやすく頻度多め。内廊下は汚れ箇所が限定的。
  • 敷地・立地:駐車場・緑地が広い、公園や川が近い等は落ち葉・虫対応で頻度多めに。

Q4. 費用相場と、コストを抑えるコツは?

A. 相場は「戸数ベース」か「戸あたり単価ベース」で算出
 (いずれも目安、現地確認で変動)

  • 戸数ベース
    (月1回の例):~10戸 4,000~12,000円/11~20戸 6,000~16,000円/21~30戸 8,000~20,000円※月2回・4回はこの倍数目安
    (例:~10戸 月4回で15,000~40,000円 など)。
  • 戸あたり単価(1回):400円~600円×戸数
    (例:20戸×500円=10,000円/回 目安)。
  • コスト削減の考え方
    ①回数の最適化:毎日→週1など、実態に合う頻度へ見直す。
    ②近場の業者:巡回清掃は移動時間=人件費。物件近くの業者ほど単価が抑えやすい。

Q5. 自主清掃と業者委託、どちらが良い?
  外注時のチェックポイントは?

A. 目安は次のとおりです。

  • 自主清掃:メリット=直接コスト0円・状況把握◎。デメリット=時間・道具管理・継続が難しい。〈~10戸・2階建て向き〉
  • 業者委託:メリット=プロ品質・継続担保。デメリット=費用発生・任せきりだと現状把握が薄くなる。〈中~大規模向き〉
  • 外注時の主なチェックポイント
  1. ​日常清掃を専門にしているか
  2. 事業所の所在地(近さ)と経験年数
  3. 実際に清掃するスタッフの質・教育体制
  4. 清掃内容・進め方(物件特性に合わせた臨機応変さ)
  5. 報告書の質(写真・具体性/報告が目的化していないか)
  6. 会社の雰囲気・対応(挨拶・身だしなみ・相談体制)
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